
気がつけば手元にやってきてからもうすぐ1年になろうとしております、うちの911。
12年落ちですが、911はタイムレスなモデルです。車齢はあんまり感じないか。
去年のお盆の8月15日に当ホテルのすぐ目の前で開かれる花火大会の真っ最中にボクスターの商談が勃発してw、そのまま急展開いたしました。
同じ晩に複数の買い手が現れるなか、翌日には商談成立。3日後には書類が整って1週間後に名義変更完了(爆)という素早さでした。なによりも心変わりしないうちに、という心理が買い手と売り手の双方に働いたかw。

そこから展開した911ゲットまでの道のりは思い出すだけでもワクワクしますがw、個体選びは意外にも早くて2日ほどでした。タマがない車種、特に991のカブリオレのお買い物というのは出たとこ勝負。んま、こんなもんです。
ミョーな進路をたどる台風と何人か出現したコンペティターに阻まれそうになりながら、それでもギリギリのところで九州にわたり、契約したのも今は昔。
ののち秋雨前線の大雨のなか、九州からトクイチオートへと連れ出すことに成功したのがつい昨日のことのように思い出されます。たしかトクイチオートからの引き取りドライブでも大雨に遭った記憶が蘇りますw。おかげでタイアが生きているのを確認できましたw。
この991という世代の911は発表と同時にリーマンショックの波が全世界におよび、経済が萎んだ関係で個体数が限られます。
さらにこの前期型からほんの3年ほどでリリースされた後期型のエンジンが、長い911の歴史の中でもはじめて全車ツインターボ化されたのは大事件。
なんといってもエンジンありきの911の歴史のなかでもここは大きな分岐点です。なのでこの991前期型に限ってはなかなかオーナーさんが手放したがりません。そのあたり、前期、後期の両方に乗るとわかりますw。
991後期のほうは一段太いトルクとサウンド面、額面パワーアップなどの演出でそれと悟られないようにターボを「こっそりと」回しているのがありありで、進化は進化としても、これ本当は自然吸気のエンジンでやりたかったんだろうな、というのを感じてしまったらもういけません。手前味噌ですが、この前期型の出現に間に合ってよかった、と強く感じる昨今。
またポルシェは同時期に格上のモータースポーツ系モデルで4リットルの自然吸気エンジンを積んだモデルをちゃっかりリリースしてるんですから抜かりない(爆)。
さらに992の後期型、つまり現行型の最新型でツインターボにモーター駆動つまりハイブリッドが搭載されたのも私の買い物の大きな後押しとなりました。
発表はこのクルマを契約するほんの数日前のことですたw。んま、アチラは2000万円高ですから無関係ですけど(爆)とうとうきちゃったかい、てなもんですよ。
そんな事情から中古車市場では相変わらず引き合いが強く、現在でもこの991前期型の良さげなやつが売りに出てくるとほんの数日でいなくなってしまうケースが目につきます。
距離3万未満の「しまい込んでいた」系と距離10万オーバーの健全系に分かれますけれど、とにかく高いですw。買いたい人がいるからですねw。
ベーシックエンジンを積むカレラで排気量3.4から350hpを絞り出しているあたりが自然吸気エンジンの究極だったのでは、と感じ入る昨今。
シリーズの中でもカブリオレはさらに個体が少なく、オプションてんこ盛り系のエスが中心です。
そうではなく、なるべく好みの仕様を探そうとする場合には忍耐の世界っすw。私、5年待ちましたもん。

このように、シリーズが終了して10年以上は経過した上でないと連綿と続いている911シリーズの中での位置付けとモデルとしての評価が掴めないあたりが911の難しさです。
シリーズ中には「ババ」またわ地雷もしっかりあるので、気になる方はじっくりと研究しましょう。
さて、入手からはざっと6000km。普段の私のペースでしたらこの倍は走っているはずなのに、この1年間というもの、空前の忙しさだったこともあってこの結果でございます。
ガソリンはまだフツーに買えますからwアセって乗る必要もないのですが(爆)、日々落ちてゆくはずのタイヤのコンディションですとか、あれこれ考えると今のうちにせいぜい味わっておかなきゃ、というのはあります、はい。
この1年間のフィーリングの変化は絶大なものがあります。詳細次号